お宅の屋根はこんな状況になっていませんか？

この形状の屋根はスレート瓦（通称カラーベスト・コロニアル等）が剥がれてきている状態です。この現象が起こる原因はスレート瓦自体に原因があります。2004年頃まで、アスベストが含有されている製品が多く使われていました。アスベストは人体に悪影響を及ぼすことが判明した為アスベストが含有されたスレート瓦は製造中止になりました。その後は製造メーカー各社がアスベストが含有していないスレート瓦を試行錯誤して作成したのですが、後に製品に欠陥が発覚（メーカー名は不明）その症状が写真のようにスレート瓦がミルフィーユのように剥がれ始めてしまうのです。この症状が出る可能性があるのは約17年から15年前位に建ったお宅です。その後は対策されているはずなので、この症状が出る可能性は低いはずです。

この状態を放置しておくと屋根材としての機能が損なわれ、最終的には雨漏れの原因になります。ただ、この症状の対策は塗装では対応出来ません。

屋根の葺き替えを行うには、産業廃棄物の価格高騰で、屋根の葺き替えには高価になりがちです。最近多くの工法として行われているのが、カバー工法といって現状のスレート瓦の上に下地材（コンパネ等）を張った上に防水シートを貼りその上に屋根材（ｶﾞﾙﾊﾞﾆｭｳﾑ鋼板等その他色々）を施工する事で屋根としての機能が維持出来ます。